忍者ブログ

[PR]

2025.07.24 -
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   ▲ENTRY-TOP

第一回武術談義:刀剣

2008.06.01 - 武術・武道
というわけで,一周年記念。第一回は,刀剣講座。

え,いらないって? いやいやそんなことおっしゃらずに……


さて,まずは刀と剣について説明しましょう。


剣とは,両側に刃がついています。直刃で,刺突に適しています。一方刀は,片側に刃がついており,湾曲していることによって切断力を重視しています。この辺は,常識でしょうね。

前回,剣は斬ることはないと書きましたがまったく斬れないわけじゃありません。西洋の剣は重みで叩き斬る,いわば鉈のような使い方をされていたそうです。よって,西洋の長剣は日本刀よりも重いです。鉈と同じく,頑丈ですが切れ味はそうでもなかったとか。まあ,それでも豚の肉くらいなら切れたらしいですが(マテ)
これを,甲冑の上から叩きつけるわけです。斬れないというより,斬る必要がなかったそうで。だから,日本刀なんかに比べるとナマクラなんです。(サーベルとかはまた後日考察します)

日本刀は,鉄を薄く伸ばして鍛えており,刃は薄くできています。カミソリの刃を思い浮かべていただければわかりやすいかと。西洋の剣は刃に触っても切れません。が,日本刀は切っ先にちょっとさわっただけでも皮膚が傷ついてしまいます。それほどまでに切れ味は深い。ただし,その分脆かったようです。実際,刀は横からの衝撃に弱くまっすぐ切り込まないとすぐに曲がってしまいました。また,時代劇でよく「峰打ち」なんてやってますが,峰のほうで打つと刀折れてしまったそうで。扱いは難しく,乱戦には向かないタイプだったのです。

戦国時代の刀は,それでも結構頑丈にできているそうですが,江戸から明治,昭和の刀は結構すぐに折れちゃうものが多かったそうです。

もし,小説で剣戟を書かれる方がいらっしゃったら,まず刃の強度に触れてみてはいかがでしょう。鉈か,カミソリか。剣で戦う場合は,頑丈だけど切れ味は望めない。刀で戦う場合は,切れ味は抜群だけど脆い,と。武器によって一長一短あるものです。

さて,もうひとついきます。

日本の剣術のほとんどが「刀」を使います。長刀や小太刀など,流派によって獲物も様々ですが,現代に伝わる剣術で諸刃の剣を使う流派はほとんどありません。少なくとも私が知る流派は,全て刀を使用しています。

しかし,「剣」は前述したように直刃の諸刃の剣のことを言います。刀を使うなら,「刀術」と記さなければならないはず。なのに,「剣術」。それから派生した剣道も,「剣」の字をあててます。

それだけじゃなく,司馬遼太郎の「燃えよ剣」だとか津本陽の「剣の命」とか,日本刀そのものを「剣」ということが多いです。これはいったい,なんででしょう。

日本武術の母体となった中国武術では,剣と刀は明確に分けられます。太極剣,長穂剣,双剣などを扱う場合は「剣術」。柳葉刀,青龍偃月刀を扱う武術は「刀術」と明確にわけられます。しかし,日本では刀を扱うにも関わらず剣術,日本刀も刀と呼ばれたり剣と呼ばれたり,刀と剣がいっしょくたにされてます。

最初,大陸から日本に渡ってきたのは「剣」でした。飛鳥や奈良の遺跡からは,諸刃の「剣」が出土されています。当時は,大陸の文化をそのまま受容する,という文明でしたので装束も武器も,すべて中華風だったんですね。

それが,武家が現れた平安後期から変わってきます。

というのも,武士の台頭により,合戦は馬上で斬り合うスタイルに変わってきました。馬上では,まっすぐな剣より反りのある刀のほうが扱いやすかったのです。当時の刀は,江戸期に造られた作よりもさらに反り返っています。この当時は,片手で刀を扱っていました。

鎌倉時代には,武家の力が強くなりさらに刀が生産されるようになりました。元寇の襲来は,刀市場をもっとも活発にした事件でもありました。このころ,現代の国宝である正宗が作られました。現代の刀の原型が,このころ出来上がったわけです。剣が,完全に刀に移行したわけです。

戦国時代には,足軽と呼ばれる雑兵の出現により馬上での戦闘から歩兵戦重視の刀がつくられるようになりました。反り返った刀から,反りの少ない刀へ。現代の日本刀に近い,接近戦用の刀が生み出されました。

その後,明治9年の廃刀令まで刀は多くつくられ,武士の標準装備となっていったのです。

こうした歴史の中で,中華風の「剣」はほぼすべて,完全に「刀」に移行しました。そのため,剣と刀のがあいまいになってしまったわけです。

では,日本ではなぜ諸刃の剣が使われなかったのか。実際,多種多様な刀剣が生み出された中国,西洋と違い日本刀はあまり種類が増えることはありませんでした。これは,日本刀がそれだけで完成された武器に進化していったという証でもあります。

まあ,日本刀と武士道,剣術は密接につながりあっており,剣が刀にとってかわる余地はなかったとも考えられますけどね。

次回も刀剣,今度は「手の内」について考察します。
PR
   Comment(7)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP

燐区追加ともうすぐ一周年

2008.05.30 - 小説

大分前になりますが,リンクを追加させていただきました。


『ネガティブで行こう!』 

ランデブーさんブログ

blog.livedoor.jp/zeros315/

ギフト企画でご一緒して以来ですね。この間,李さんとこでチャットしたときにいろいろお話しまして。リンクさせていただくことになりました。なんとなく,ランデブーさんは童話のイメージが強いのですけどジャンルは多岐にわたります。今度,他の作品も読ませていただきたいと思います。

別名「顔文字貴公子」と呼ばれておりますw 由来は,まあそのまんまwww

あの顔文字って,どうやってつくるんでしょ。わたしゃ携帯に数件登録してあるだけで顔文字なんざ打てませんよ。こんど教えてください,師匠!

『神無月の空』

瑞菜さんサイト

http://19.xmbs.jp/birdandbird/

マキシマムザホルモンは関係ありません。

…・・・なんのことかわからなければスルーでお願いします。

最初にお会いしたのはチヤさんのとこでしたね。ちょうど母の日の前で,母の日には何をプレゼントすべきかなんて延々とお話しさせていただいたことが・・・ね,もうあれですよ。レポートの片手間にチャットされていたそうで。
学生さんです。ただし,ワタクシのような不真面目学生じゃあないですw 

瑞菜さんの作品は,短編を一つ読ませていただいたきりですからね。長編のほうも,といいつつあれだもんな。きよこさんや藤村香穂里さん(改名されたそうで)のはじめて企画,藤夜さんの小説,と読みたいものはいっぱいある。仲良くさせていただいた作家さんが増えるとその分読むものも増え,そしてちっとも減らない・・・まあ,気長にお待ちください。

でん助さんのブログも紹介したかったのですが,今日の24時に退会されるそうです。なので,ここでは記しません。再登録されたら,またリンクお願いしますね。

さて,5月31日は何の日でしょう?

5月の最終日! はい,正解です。おめでとうございます。パチパチ

じゃなくて,その日でちょうどなろう一周年なんですよね私。同時に執筆歴も一周年になります。これまで,ワタクシの拙い文を読んでいただき,コメントを残してくださった皆さん。読者様や作家様のお陰で,まあなんとか途中で筆を投げ出さずにきました。書き始めのころは,手探り状態でしたけど多くの作家様方の作品を読み,小説の書き方を少しづつ学んできました。拙作「監獄街」も,決して出来がいいとはいえませんが多くの方に読んでもらっているようでうれしい限りです。

なろうはよく,投稿系サイトの中ではかなり「ぬるい」といわれます。最近の様子を見ても,そんな感じもします。でも,中には厳しい目で見てくださる方もいらっしゃり,そういう方から辛口コメントをいただくたびに自分の未熟さを噛みしめ,同時にアドバイスをくださる方には頭が下がります。自分の筆力がわからない中,ようやく自分に足りないものが見えた気がします。

今後の予定は,SF企画を書き上げ,監獄街を完結させた後は公募に挑戦しようかと思っております。たかが一年書いただけで,しかもその間に書いたのは数作のみ。身の程知らずかもしれませんが,プロにあこがれているのは今も昔も変わりません。無謀かもしれませんが,自分の夢に向けて少しずつ動いてみようと思います。それまで,筆力をつけるべくとにかく書くこと。どのみち,就職すれば今のように馬鹿みたいに小説を書くこともできなくなると思うので,今のうちに書きためるつもりです。

で,一周年記念みたいなものは用意してませんが,この間書いた「刀剣講座」が一部の方にウケたらしいので今度から定期的にうPしていこうかと画策しています。なけなしの知識を晒す,というおもしろくもなんともない記事ですけどw 

では,またよろしくお願いします。

   Comment(0)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP

筋に苦痛

2008.05.27 - バトン
昨日、久々に部活にいったら筋肉が悲鳴をね、あげております。なにせ4段審査から、まったく剣道していなかったもので。案の定、ナマリまくってましたorz

夜は李さんのとこでチャットでした。やー、交流の幅が広がったな。なろうに登録してもうすぐ1年になるが、こんなに多くの作家様方と知り合えるなんて。

もう僕死んでも良・・・いやいやいやそんなわけない。


さて、ここからが本題。李さんと愛田さんのとこで拾いましたバトンです。

といっても、あんま面白くないですよ。ホント、面白くしようがない。それでもいいというのでしたら、どうぞ。


物書きさんに質問!バトン。

はじめに
★二次三次でも創作でも書いてる人ならやっちゃえ!なバトン。笑
★回す人は人数規定無し。
アンカー走ろうがフリーだろうがお好きにどうぞ。
★正直に答えなきゃ駄目ですよー。


■サイト名とHN

サイト名
藤菖庵

HN
俊衛門

■いつからそのサイトやってる?

1万年と二千年前から

■ちなみにジャンルは

SFが多いけど、コメディーも書いているんですよ、実は。

ええ、まったく笑えないけどねw

■お気に入りの作品は?
二つあるな。

思い入れのあるのは「監獄街」

一番、SFぽいのが「マシナリー・クリスマス」

■人気のある作品は?

まあ、監獄街でしょうか。良くも悪くも、ワタクシの名刺的作品になっちゃったね。

■書き直したい作品は?

全部。

■個人的にお気に入りなキャラをランク付けして。

1真田省吾、和馬雪久(監獄)
2ユジン(監獄)、リーシュ(マシナリ)
3デニス・“ザ・ロック”(監獄)

最後、マイナーキャラ入りました(笑)

■個人的にお気に入りな作品をランク付けして。

1監獄街
2マシナリー・クリスマス
3再利用

■今書いてる作品は?

企画用の小説(SFと五分)、連載

■書く時何か音楽聴きながらやります?

気分に合わせて。一番多いのは、ジャパハリネット、マキシマムザホルモン、MELLとか。たまに、ニコ動で作業用BGMなんかも使う。その場合はアニソンエンドレスだけど(爆)

■今書いてる作品のテーマソングをつけるなら何?

監獄街→ジャパハリネットの「金色の螺旋」

製作中作品→ホルモンの「ブラック¥パワーGメンスパイ」

■書く時プロット立てます?

執筆より長くなることもあります。

■書くと長くなる長編タイプ?それとも短くなる短編タイプ?

短編が書けない人間ですからわたしゃあ・・・

■何か辞書使ってますか?

広辞苑、英和、和英が主ですかね。日中、中日、日韓、韓日辞典なんかも欲しいんだけど。

■タイトルやキャラの名前を決める時こだわるほう?

漢字圏の人名は、歴史上の人間や有名人からとります。カタカナの名前は、語感最重視。

■書きやすいキャラと書きにくいキャラ。自分の書いてるキャラの中から選出。

書きやすいのは、監獄の真田省吾かな。ある意味、自分に一番近いから。

書きにくいのは、同じく監獄の宮元舞。あの娘を、どう扱えばいいのかいまだにわからん・・・。

■尊敬してる小説家さんは?

ぬー、プロの作家さんなら
冲方丁
吉川英治
司馬遼太郎
アイザック・アシモフ
ウィリアム・ギブソン
トム・クランシー
マイクル・クライトン

なろうの作家さんなら全員ですw

■次書きたいネタ

今まで書いたことのない、恋愛とか学園とか書いてみたい。ラブコメみたいのとかさ、教祖らしいやつw

■ケータイ小説家、デビュー狙ってたり?

デビューは狙う。けど、どうせなら一般書籍で。ケータイ小説はちょっとねえ。

■何か目標を

とりあえず短編を書けるようにする。



ね、つまんねえっしょ?

バトンお持ち帰り:
http://www.blogri.jp/baton/?id=38794
ブログリバトン置き場:
http://www.blogri.jp/baton/
 

以上、俊衛門でした。
   Comment(2)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP

大台にのった

2008.05.26 - 小説
「監獄街」第八章の9、更新

http://ncode.syosetu.com/n2479c/

省吾、西へ。

ははは、ついにやっちまったよ。100部分いっちゃった。

100ってあーた。三桁だよ。もうあれだね。

絶対新規の読者つかないね。

ネット小説で100って、なかなか手が出しにくいっしょ。まあ、一部分5000文字を超えないようにはがんばっているけど、依頼でもない限り「さー読むぞー」と気合入れて読む数字じゃないです。だったら、市販のやつ読むよね皆さん。

本当は第6章終わって第一部で一度完結にし、一月たってから第二部ってことで新たに始めようかと思ったんですけどね、ただそれやると読者さんついてきてくれないなーと思って。朱夏先生の「非レン」くらい人気だったらそれもありだと思ったけど。というか、一介のギャング潰して終わりじゃあ後味も悪いかなと思って。

でも100って……重いな~。

昨日は李さんとこで、チャットに参加させていただきました。皆さん、どうもありがとうございました。そして李さん主催お疲れ様です。

さて、SFを書こう。
   Comment(2)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP

リンク・イン・シャンプー

2008.05.25 - 日記
なんじゃそりゃ。

え~新たにリンク追加させていただきました。なろうの愛田美月さんです。

美月のお部屋
blogs.dion.ne.jp/mi_tuki/

なんか携帯からリンクって貼れない……哀島の本サイトにリンクしました。

愛田さんの作品は『三兄弟の事件簿』を評価依頼を受けていた時に読ませていただいたんですがね。かなり、「当たり」でした。やー、そもそもわたしゃミステリーは読まないんですが、ライトノベルみたいにさらっと読めます。かといってテーマは軽くなく、読後感は最高。おすすめですよ。

『三兄弟の事件簿』
ncode.syosetu.com/n1044d/k/

あとね、何がすごいってこの方。イラストがすばらしくよろしくってよ奥様。あれだ、才能ある人はあるんだなあ……(遠い目)

ワタシもいつかお願いしたいですな(笑)

まあそんなわけで、またよろしくです。では。
   Comment(4)   TrackBack()    ▲ENTRY-TOP
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[03/11 俊衛門]
[03/09 じょーもん]
[03/04 俊衛門]
[03/03 針井]
[03/01 光太朗]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
俊衛門
HP:
性別:
男性
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
カウンター
ブログの評価 ブログレーダー
アクセス解析