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武士の魂

2008.05.17 - 武術・武道
また相撲部屋での暴力事件だそうで。いま、ニュースでやってました。

全く、国技も堕ちたものだ。というか、力士の方は自分たちが武芸者であることを自覚しているのだろうか。相撲は日本最古の格闘技であり、大昔は神事とされていた神聖な武道なのだぞ。歴史と先人たちのことを思えば、軽はずみな行為には走れないと思うが。

さらに日本武道を貶め、汚すことは日本人の品位を下げることにつながる。武道とは、ただ戦うことだけに非ず。己を磨き、精神を鍛えること。何百年と培われた技は、殴りあいや殺しあいを「武」という術に昇華させた先人たちの苦労の賜物だ。殴ったり蹴ったりは獣でもできる。そもそも争いを諫めるのが武なのだから。簡単に手を出すようなら、武道を志す資格はない。

さらに腹立つことに、竹刀で殴ったってからね。ふざけんなですよ。

一般人にはただの棒っきれかもしれないが、剣術家にとってすれば竹刀は「刀」なんだよ。剣に己の魂を込め、心を鍛えるための神聖なものなんだよ。それをしごき棒みたく使いやがって……剣術を舐めとんのか。そうやって使うことは日本人の民族性も否定することになるのだぞ。ボクシングジムやプロレス道場に竹刀がおいてあったら、大抵はしごき用です。そして、そんなジムからはろくなアスリートは育たない。体が鍛えられても、心がついていかないから。

刀は武士の魂、といわれるがまさにそのとおり。一度抜いたら、相手を切り殺す凶器なのだ。だから、武士は簡単には抜かない。感情のままに力を奮うのは武士の恥とされた。

力あるものこそ、心が大事なのだ。体と技を磨く分、心の研鑽もおこってはならぬ。

武道もスポーツも、国家ですらもそう。力を誇示するだけならそれは暴力でしかない。だからいまのアメリカとか中国とかは嫌い……この辺は自重しとこう。消されかねん(^^;)

まあ、そんな理屈こねなくても竹刀で殴るのは危険です。当たり所悪ければ死のおそれもあるから。まだ防具がなかった時代、竹刀は稽古のなかで危なくないように作られた模擬剣ですが、「木刀に比べたら」って話にすぎない。防具を着けてない人を叩いてはいけません。

なんかまとまらないな。まあ要するに、むやみやたらと力を振るうなら、武道なんかやるなということです。


あーなんか分かりづらい話題でスマソ。意味が分からなければスルーしてくだしあw
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Comment

熱いですね - 瑞菜

熱く語ってらっしゃいますな^^
そうだそうだと感心・共感しながら見てました。
武道は正々堂々と勝負を決めるものであり相手を傷つけるかは目的としていない。
相手を敬い尊敬の念を持ってやるものなのに、その武道の道具を使って人を傷つけるとは……まったく最近の日本人は…だからいろいろと事件が起こったりぶつぶつ(-.-)
あんな話を聞かなくなる世の中になってほしいものです。
2008.05.18 Sun 01:11 [ Edit ]

貸した米返せやー! - 俊衛門

>瑞菜さん
あは、武術ってのは往々にして卑怯なんですけどね。柔道、剣道のイメージが強いですけど古流の武術はそれこそ弁慶を打ったり飛び道具隠し持ったり、あげくの果てには金○を・・・失礼しましたm(_ _)m

正々堂々って概念は、西洋スポーツの影響が大きいです。まあそれにしたって、強きをくじき弱きを助けるのが武の道です。

拙作の、ひとつのテーマにしたいところですけどもね・・・ということは、できていない(笑)
2008.05.18 Sun 11:33 [ Edit ]
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